2008年03月22日
オブジェクト探知機(リンデンスクリプト Tips)
オブジェクト探知機です。オブジェクトの名前を指定して実行するとオブジェクトが存在する座標を IM経由で知らせます。座標のリンクをクリックするとその場所へテレポートが可能です。探知範囲は、 半径96mです。大切なオブジェクトを失ってしまったあなたへ・・w
「スクリプト内容」 // // SHOP ZERO Tips24 ObjectDetector v1.0 // // Created by Zero2000 Kid 2008/03/21 // integer input_ch = 33; integer range=96; integer handle; string target; string simname; output_info (vector v , string name) { string pos=(string)v.x + "/" + (string)v.y + "/" + (string)v.z; llInstantMessage(llGetOwner(),name+"--> secondlife://"+simname+"/"+pos); } default { state_entry(){ handle = llListen(input_ch,"",llGetOwner(),""); } on_rez(integer param){ llResetScript(); } listen(integer ch, string name, key id, string message) { target=message; simname=llGetRegionName(); llInstantMessage(llGetOwner(),"Searching " + target + " ...."); state active_target; } } state active_target { state_entry(){ llInstantMessage(llGetOwner(),"< active_target >"); llSensor(target, NULL_KEY, ACTIVE, range, PI); } sensor(integer total_number) { integer i; for (i = 0; i < total_number; i++) { output_info(llDetectedPos(i),llDetectedName(i)); } state passive_target; } no_sensor() { llInstantMessage(llGetOwner(),"active_target --> Not found."); state passive_target; } } state passive_target { state_entry(){ llInstantMessage(llGetOwner(),"< passive_target >"); llSensor(target, NULL_KEY, PASSIVE, range, PI); } sensor(integer total_number) { integer i; for (i = 0; i < total_number; i++) { output_info(llDetectedPos(i),llDetectedName(i)); } state scripted_target; } no_sensor() { llInstantMessage(llGetOwner(),"passive_target --> Not found."); state scripted_target; } } state scripted_target { state_entry(){ llInstantMessage(llGetOwner(),"< scripted_target >"); llSensor(target, NULL_KEY, SCRIPTED, range, PI); } sensor(integer total_number) { integer i; for (i = 0; i < total_number; i++) { output_info(llDetectedPos(i),llDetectedName(i)); } llInstantMessage(llGetOwner(),"Searching complete."); state default; } no_sensor() { llInstantMessage(llGetOwner(),"scripted_target --> Not found."); llInstantMessage(llGetOwner(),"Searching complete."); state default; } } 「使用方法」 1. オブジェクトを1つ作成します。(球でもボックスでも何でも構いません。) 2. オブジェクトにスクリプトをドラッグします。 3. 探知したいオブジェクト名が、"hot coffee" だとしたらチャット入力欄に /33 hot coffee と入力します。 4. オブジェクト探知が始まります。 5. オブジェクトが見つかるとチャット欄にオブジェクト名と座標が表示されます。 6. 座標をクリックするとそのオブジェクトの場所へのテレポ画面が起動します。 7. テレポを実行するとオブジェクトの場所へ移動します。 (距離が近すぎるとテレポに失敗するので、その場合は少し離れてみましょう) * 探知範囲は、最大96mなので見つからない場合は、オブジェクトを装着して ポイントを変えながら探すと良いかもしれませんw 「スクリプトの説明」 今回のスクリプトのポイントは、センサーコマンドとステートを利用している点でしょうか。 大まかな流れとしましては、リッスンコマンドで、オブジェクト名入力を監視し、名前が 入力されるとセンサーコマンドを実行し、3種類のタイプのオブジェクトをステートを切り替 えながら順番に探知します。 最初にdefaultのstate_entry()の中の以下のコマンドが実行されます。 handle = llListen(input_ch,"",llGetOwner(),""); これは、オーナーの発言を、チャットチャンネルの変数input_chで指定した番号で監視し ます。input_chは、1行目で33と指定していますので、チャットチャンネルの33番で監視す ることになります。llListenの詳しい内容はこちら、llListenを参照ください。 チャット入力を検知するとlistenイベントが発生します。 このイベントの中では、以下の4つのコマンドが実行されます。 listen(integer ch, string name, key id, string message) { target=message; // チャット入力された文字列をグローバル変数targetに格納 simname=llGetRegionName(); // 現在地のSIM名をグローバル変数simnameに格納 llInstantMessage(llGetOwner(),"Searching " + target + " ...."); // メッセージ表示 state active_target; // active_targetステートへ移行 } active_targetステートに移行するとまずstate_entryの中の以下のコマンドが実行されます。 llInstantMessage(llGetOwner(),"< active_target >"); // メッセージ表示 // オブジェクトタイプACTIVEで、半径range(m),オブジェクト名targetという名前で探査する // rangeは、グローバル変数で、2行目で指定した96という数字が格納されています。 // targetは、グローバル変数で、チャット入力されたオブジェクト名称が格納されています。 llSensor(target, NULL_KEY, ACTIVE, range, PI); llSensorの詳しい内容はこちら、llSensorを参照ください。 センサーでオブジェクトが検知されるとsensorイベントが発生します。 sensor(integer total_number) { integer i; for (i = 0; i < total_number; i++) { // 検出されたオブジェクトの数だけループ output_info(llDetectedPos(i),llDetectedName(i)); // 関数output_infoの呼び出し } state passive_target; // ステートの移行 } 関数output_infoでは、以下のコマンドが実行されます。 output_info (vector v , string name) { // オブジェクトの座標を< x,y,z >という表記からx/y/zという表記に変換 string pos=(string)v.x + "/" + (string)v.y + "/" + (string)v.z; // IM経由でオブジェクトの座標を通知 llInstantMessage(llGetOwner(),name+"--> secondlife://"+simname+"/"+pos); } オブジェクトが何も検出されない場合は、no_sensorイベントが発生し、Not foundという メッセージを通知します。 その後は、同様の処理をオブジェクトタイプのPASSIVE,SCRIPTEDの順で実行します。 オブジェクトのタイプに関する説明は、llSensorを参照ください。 全てのタイプの探査が終了するとステートをデフォルトに戻します。 今回は、オブジェクトの探知でしたが、タイプにAGENTと指定するとアバターも探知する ことも可能です。次回は、アバターを検知して、そのアバターの位置へ瞬時にテレポート するスクリプトでも紹介しようと思います。お楽しみに~(^-^)/ リンデンスクリプト Tips Indexへ
サウンド再生スクリプト(リンデンスクリプト Tips)
カメラコントロール(リンデンスクリプト Tips)
標準時間表示スクリプト(リンデンスクリプト Tips)
プリムカウンター2(リンデンスクリプト Tips)
土地情報チェッカー(リンデンスクリプト Tips)
SIM負荷チェッカー(リンデンスクリプト Tips)
Posted by Zero2000 Kidd at 00:02│Comments(10)
│リンデンスクリプトTips
この記事へのコメント
レーダーに探知されないアイテムを探してます。
Posted by かよこ at 2008年03月22日 12:44
このオブジェクト探知機気に入りました。
オブジェクトに入れて、イベントの時、みんなにフリー配布してもいいですか?
オブジェクトに入れて、イベントの時、みんなにフリー配布してもいいですか?
Posted by ayumi Otsuka at 2008年03月24日 11:08
かよこさん
こんにちは^^
レーダーに検知されないアイテムですか・・・
どのようなご利用を想定していますか?
ayumiさん
こんにちは^^
どうぞご自由に配布くださいw
こんにちは^^
レーダーに検知されないアイテムですか・・・
どのようなご利用を想定していますか?
ayumiさん
こんにちは^^
どうぞご自由に配布くださいw
Posted by ZERO
at 2008年03月25日 21:28

嫌がらせ防止に、ターゲットにされないためです。
Posted by かよこ at 2008年03月30日 12:50
オブジェクト探知機を試用してみました。で、気がついたことをご報告します。
どうも、この探知機、部分一致では検索不可みたいです。たとえば、「Tamachan Tree House ver.1.02」というオブジェクトがあったとして、これを探すとすると、「Tamachan」とか、「Tamachan Tree」とかで検索しても、出てきません。完全に「Tamachan Tree House ver.1.02」と入力しないと出てこないみたいです。
このスクリプト、部分一致でも検索可能にならないのでしょうか?なくしたオブジェクトの名前って、完全には覚えてないので、、、。
どうも、この探知機、部分一致では検索不可みたいです。たとえば、「Tamachan Tree House ver.1.02」というオブジェクトがあったとして、これを探すとすると、「Tamachan」とか、「Tamachan Tree」とかで検索しても、出てきません。完全に「Tamachan Tree House ver.1.02」と入力しないと出てこないみたいです。
このスクリプト、部分一致でも検索可能にならないのでしょうか?なくしたオブジェクトの名前って、完全には覚えてないので、、、。
Posted by たまちゃん at 2008年12月02日 22:40
たまちゃんさんへ
こんにちは^^
ご要望のスクリプトを tips.36 オブジェクト探知機(その2) で紹介しましたので
参考にしてください。
ではでは。
こんにちは^^
ご要望のスクリプトを tips.36 オブジェクト探知機(その2) で紹介しましたので
参考にしてください。
ではでは。
Posted by ZERO
at 2008年12月07日 19:50

たまちゃんさんへ
Posted by lv multicolore speedy at 2011年06月03日 10:15
部分一致では検索不可みたいです。たとえば
Posted by sale lv bags at 2011年06月13日 17:38
ayumiさん
Posted by buy cocktail dresses at 2011年08月23日 17:04
たまちゃんさんへ
Posted by 传奇私服 at 2011年09月05日 18:10